小麦粉と野菜を醤油仕立ての出汁で煮込んだ、いわゆる「すいとん」。養蚕や機織りが盛んだった本庄や児玉の地域で、仕事の合間に食していました。「つみっこ」とは本庄地方の方言で「つみとる」の意味で、練った小麦粉をちぎって鍋にいれることが桑の葉を「摘み取る」様子に由来します。「いせさきもんじゃ」は明治の頃、当時織物の取引に東京へ行っていた伊勢崎の旦那衆が東京から持ち帰ったのが始まりと言われています。駄菓子屋で子どもたちのおやつとして発展したものが今に残っています。いちごシロップやカレー粉味もあります。41蒸した白いまんじゅうを串に刺し、秘伝の甘辛い「味噌ダレ」を塗って、こんがりと焼き上げて完成。江戸時代から庶民の味として人々に親しまれてきました。基本形は、ふかふかとした中身の入っていない素饅頭ですが、餡の入った焼きまんじゅうもあります。ぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ〈Jobu Local Gourmet〉おっきりこみ・煮ぼうとう幅広の生麺を旬の野菜やきのこなどと一緒に煮込んだ料理。打ち粉のついたままの生の麺を煮込むため、それらが溶け出し、とろみが出ます。野菜類は、人参、長ネギ、大根、シイタケ、ジャガイモ等が多く、醤油味が一般的です。深谷生まれの渋沢栄一翁もこよなく食したと伝えられています。焼きまんじゅうつみっこ・すいとんもんじゃ焼き
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