上武絹の道ブログ

島村散歩 その2

2019.12.17

 田島弥平旧宅を起点に養蚕農家群を歩きます。最初は弥平旧宅のお隣の「桑麻館」に向かいました。弥平旧宅と同じく文久3年(1963)築、弥平家の本家筋の田島武平の旧宅です。田島武平は渋沢栄一の親戚で、明治4年に宮中御養蚕が始まった際に、渋沢栄一の推薦で世話役を務めました。「桑麻館」の2階には蚕種業や宮中養蚕に関する資料が多数展示されています。

 次に「進成館」です。幕末ごろの築だそうです。こちらは広々として手入れの良く行き届いた庭と主屋の調和が見事です。「進成館」は毎月第3日曜日に無料で公開されています。櫓の中に入ることができます。

 三番目は、「栄盛館」文久元年(1861)築、こちらは三ツ櫓の主屋です。
続いて、「有鄰館」明治元年(1868)築、三ツ櫓の主屋、手前の蔵にも二ツ櫓、こちらは、門、庭、カシグネが揃っていて開けた南側からの景観が立派です。

 最後に、慶応2年(1866)築の「對青盧」。弥平旧宅と同じ総櫓の建物が開けた南側の庭越しに堂々としています。主屋の2階の北東隅には顕微鏡室も設けてあるそうです。

 6軒の養蚕農家群を見学していずれの養蚕農家も敷地の広さや屋敷の大きさ、きちんと設えられた庭を揃えて、豊かだったことがわかります。田島弥平が体系的に完成させた清涼育が島村の蚕種業の繁栄をもたらしたのだと思います。

※見学についてのお問い合わせ先
田島弥平旧宅案内所
休 館 日  年末年始
開館時間  9:00~16:00
住  所  伊勢崎市境島村1968-378
電  話  0270-61-5924

※養蚕農家群は個人住宅です。桑麻館(公開日:火水金土日)進成館(公開日:第3日曜日) 以外は、敷地内への立ち入りはご遠慮願います。