上武絹の道ブログ

富岡製糸場初代工場長・尾高惇忠の生家

2020.01.21

 渋沢栄一のいとこで学問の師でもあり、「富岡製糸場と深谷の三偉人」の一人、尾高惇忠の
生家を訪れました。渋沢栄一記念館や中の家にほど近く、新札や大河ドラマの影響で他の関連
施設同様に見学者でにぎわっていました。

 生家は江戸時代後期に惇忠の曽祖父が建てたもので農業に加え、菜種油の搾油・販売や藍玉
・養蚕も手掛ける大きな農家・商家だったそうです。またこの家では、栄一の妻となったちよ、
惇忠の娘で富岡製糸場伝習工女第一号となるゆうが育ったのだそうです。
(若き日の惇忠や栄一らが尊皇攘夷思想に共鳴し、高崎城乗っ取りの謀議をなしたのもこの家
                       の二階だそうですが、見学はできません)

 整備された駐車場に車を停めて玄関をくぐると広々として土間が広がり、天井を見上げると
がっしりと頼もしい小屋組みや格子状の欄間があり、往時の隆盛を感じ取ることができます。
この土間の東側には蔵に通じる堂々とした扉、こちらも見事です。

 母屋を北側に抜けた裏手には、「上敷免製」の刻印を残す旧日本煉瓦製造製のレンガ製の倉
庫があります。こちらも度や窓の開口部の上縁が直線ではなく緩やかなRを描いたなかなか趣
のある建物です。

 惇忠だけにとどまらず、渋沢栄一と富岡製糸場と深いゆかりのある尾高惇忠の生家は、論語
の里散策には欠くことのできない見学スポットでした。

住所:深谷市下手計236
見学時間:午前9時から午後5時
休館日:年末年始 (12月29日~1月3日)
入館料:無料