施設・人物・史跡絹産業遺産をめぐる
速水 堅曹/関連人物
2019.05.28 | 世界遺産 富岡製糸場
1839(天保10)年、当時前橋藩が移って藩庁を構えていた武州川越で前橋藩士として生まれた。
藩が前橋に戻ったのち、藩命により横浜に生糸売込問屋を開業。
スイス人ミューラーから器械製糸技術を学び、1870年日本初の器械製糸工場「藩営前橋製糸所」を設立した。
こうした経験や経営手腕などを見込まれ、官営富岡製糸場の所長を2度務め、富岡製糸場の経営改善に取り組み、民営化を果たして存続させた 。
製糸場の改革を進める一方で、「横浜同伸会社」を設立し、アメリカ向けの生糸の輸出に取り組み、日本の生糸の評価を高めた。