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世界遺産 荒船風穴

2019.05.27 | 世界遺産 荒船風穴

かつての蚕の卵の冷蔵庫

岩の隙間から吹き出す冷風を利用した蚕種の貯蔵施設跡です。
明治38年(1905)から建設を開始。当時は日本最大規模の貯蔵能力を持ち、石積みの上に建物を造り、地下で蚕種を貯蔵、夏でも内部は2℃前後を保ち、孵化を遅らせることで、従来は春1回しかできなかった養蚕が年に複数回行なえるようになりました。
さらには各都道府県からの依頼に対応できるよう、通信・輸送手段を整えて、全国の繭の増産に貢献しました。開通したばかりの上野(こうずけ)鉄道(現・上信電鉄)下仁田駅を輸送に利用できたことも、荒船風穴の発展につながりました。
電気冷蔵技術の発達により昭和10年頃には役目を終えました。
いまでも風穴に手を入れると冷風が体感できます。

営業時間
9:30~16:00(団体は要予約・12月~3月は閉鎖)

利用料金
大人500円

お問い合わせ
下仁田町ふるさとセンター 電話0274-82-5345

公式ホームページ