施設・人物・史跡絹産業遺産をめぐる

世界遺産 高山社跡

2019.05.27 | 世界遺産 高山社跡

全国に通用する養蚕法の開発と教育に貢献

高山長五郎が確立した養蚕法「清温育」の教育普及を行なった高山社発祥の地です。
清温育とは温暖育(蚕室を温めて飼育)と清涼育(換気を重視)双方の長所を取り入れた飼育法で、寒いときは蚕室を温め、暑いときは換気をよくしました。
この技術を普及すべく、明治17年(1884)に養蚕教育機関・高山社を設立しました。
国内外から多くの生徒が学び、技術を各地に広めました。清温育は全国標準の養蚕法となり、同社は「養蚕の一総本山」と言われました。
今に残る建物では、清温育に適した構造の原型が見て取れます。
平成28年4月オープンの高山社情報館。教材となった掛け軸など貴重な品々が展示されています。

営業時間
9:00~17:00、6月から8月は18:00まで(団体は要予約)

休館日
年末年始休

利用料金
見学無料

お問い合わせ
藤岡市文化財保護課 電話0274-23-5997